【三重郡】プロ野球中日の岡林勇希選手ら三重県立菰野高校野球部OBのプロ野球経験者5人は9日、菰野町福村の同校で開かれた野球教室に参加し、地元の小学生に正しいボールの握り方や、打撃のコツなどを指導した。
野球教室は同校野球部OB会が昨年初めて開催し、今回が2回目。岡林選手の他に元日本ハムで現ファイターズアカデミーコーチの市川卓さん、元中日の関啓扶さん、元楽天の山田大樹さん、元広島の田中法彦さんが講師として指導した。
教室には町内4つの少年団で野球に取り組む児童ら約100人が参加。守備位置ごとに別れた守備練習では、ゴールデングラブ賞を二年連続で受賞した岡林選手が外野手の打球の捕り方などを教えた。
打撃練習では市川さんが「打撃で一番大切なことはタイミング」と説明。トスバッティングで外野フェンスまで打球を飛ばすと、児童からは大きな歓声が上がった。
児童らは休憩時間も岡林選手に質問。練習後には、岡林選手の直筆サイン入りボールなどを懸けたじゃんけん大会もあった。
岡林選手は「野球の楽しさを覚えてプレーすることが一番」と強調。「三重県から成長してプロの世界に入ってくることを待っている。プロで一緒に野球ができるまで現役を続けたい」と話した。
同校野球部は甲子園に春夏通じて3回出場。OBには他に、阪神の西勇輝投手などがいる。