伊勢新聞

9日から「三重の土偶」企画展 明和町の斎宮歴史博物館

【多気郡】第42回県埋蔵文化財展「ようこそ三重の土偶パラダイス」(県埋蔵文化財センター主催)が9日から、明和町竹川の斎宮歴史博物館特別展示室で始まる。観覧無料。会期は1月14日まで。

松阪市の天白遺跡の出土品が6月、国重要文化財に指定された記念に開催する。同遺跡の大量の土偶をはじめ、同市の粥見井尻遺跡から見つかった日本最古の土偶、滋賀県東近江市の相谷熊原遺跡から出た同時期の土偶など、県内や近隣府県の土偶を出品し、縄文時代のまつりを解説する。

同センターの小濱学さんの講演会「土偶はパラダイスか?」が12月17日午後1時半から、同館講堂である。参加無料。

同センターは「古い土偶は三重県や滋賀県など近畿地方に集中している。県内から出土した土偶を一堂に会し、三重に花開いた縄文文化に迫る」と来場を呼びかけている。