帝国データバンク四日市支店は6日、自動車部品を製造する昭榮製作所(三重県桑名市星川)が津地裁四日市支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。負債は約1億8千万円。決定は先月27日付。
支店によると、同社は昭和57年7月に創業し、同62年10月に設立。自動車のマフラーやシートなどに使う金属パイプの溶接を手がけ、平成22年9月期には約2億4千万円の年売上高を計上した。
しかし、コロナ禍で自動車の生産が停滞したことを受けて受注が減少していたほか、物価高の影響で収益環境も悪化。昨年9月期の年売上高は約1億円に落ち込み、今年5月に事業を停止していた。