桜並木を光で彩る 菰野町でイルミネーション 三重

【桜並木を彩るイルミネーション=菰野町で】

【三重郡】三重県菰野町役場東側の国道306号沿いで、桜並木200メートルを約2万球の発光ダイオード(LED)で彩る「ウィンターイルミネーションこもの」が開かれていて、道行く人たちの目を楽しませている。

菰野町商工会青年部が町の新しい冬の風物詩にしようと、企業などから協賛金を募り、初めて実施した。点灯時間は午後5時から同10時。来年2月25日まで続ける。

2日に庁舎東玄関前であった点灯式には、関係者や地域の人など約200人が集まった。諸岡高幸町長がサンタクロースに扮(ふん)して登場。手に持ったステッキを振ると、青い光が一斉にともり「うわぁー」という歓声が上がった。この後、フルートとホルンの演奏や、ダンススクールの子どもたちによるパフォーマンスを楽しんだ。

【フルートとホルンの演奏を楽しむ人たち=菰野町役場庁舎東玄関前で】

協賛金の一部を使い、町内10カ所の幼保園に幼児用図書320冊を贈った。

青年部の西田太郎部長(43)は「イルミネーションを見て、少しでも温かい気持ちになってもらえたら。毎年少しずつ拡大していって、多くの人に菰野町に来てもらって、地域の活性化にもつなげたい」と話した。