伊勢新聞

事故や犯罪防ごう 交通安全運動と年末警戒、伊勢署など合同出発式 三重

【交通・防犯安全宣言を行った「はなてらすちゃん」(中央)と交通事故や犯罪の防止を呼び掛ける島田署長(右)と鈴木市長=伊勢市で】

【伊勢】三重県警伊勢署や管内の1市3町など7機関で構成する「伊勢・度会地区交通安全対策協議会」は、1日から始まった年末の交通安全県民運動と、11日から実施する年末警戒の合同出発式を、伊勢市の市営内宮前駐車場で開いた。関係者約100人が出席し、交通事故防止や犯罪抑止に向けて士気を高めた。

鈴木健一市長は「特殊詐欺や自転車などの盗難が増加している。引き続き、支援をお願いしたい」とあいさつ。島田素明署長は「管内の総事故件数が昨年同期に比べて277件増加という厳しい状況だが、この期間を交通安全意識を高める絶好の機会と捉え、取り締まりやパトロールなどを強化し、皆さんとの連携を密にして安全で安心なまちづくりにも全力で取り組みたい」と述べた。

出席者を代表して市観光PRキャラクター「はなてらすちゃん」が交通・防犯安全宣言を行い、白バイやパトカー、広報車がパトロールや啓発に出動した。

同署は10日まで、子どもと高齢者の交通事故防止▽横断歩道における歩行者優先の徹底▽飲酒運転の根絶▽シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽自転車などのヘルメット着用と交通ルール順守の徹底―と、11―31日まで通学路などにおける子どもの安全確保▽特殊詐欺の被害防止▽県民の身近で発生する各種犯罪の防止|を重点とした取り締まりや広報啓発活動を実施する。