伊勢新聞

RIZAPと包括連携協定 桑名市が三重県内初、市民の健康増進

【協定書を手にする伊藤市長(右)と鎌谷取締役=桑名市役所で】

【桑名】三重県桑名市はこのほど、トレーニングジムなどを展開する「RIZAPグループ」(東京都)と包括連携協定を結んだ。地方自治体と同社との包括連携協定は、県内では初めて。

連携事項は、①市民の健康づくり②市民の介護予防―に関することなど。

相互の連携・協働で、働き盛り世代に向けた健康セミナー実施▽健康増進・健康づくりの情報発信▽市民向けライブ配信型健康運動講座開催▽シルバーサロン参加者に向けたRIZAP式体力年齢測定開催▽官民連携のコンビニジム設置▽コンビニジムを活用した運動習慣の定着化▽市民の健康増進の推進―などをし、市民の健康増進や地方創生、市民サービス向上を図る。

市役所で27日に開かれた協定締結式で、同社の鎌谷賢之取締役は「2月に市内にオープンしたコンビニジムを利用しながら、広く市民の健康づくりに貢献していきたい。公民連携の新しい健康づくりの最先端事例を広く全国に発信していけるように、全力で頑張る」と語った。

伊藤徳宇市長は「2月にコンビニジム『チョコザップ』をオープンしていただいた。市民の皆さんからも親近感をもっていただき、多くの人が利用している状況」と強調。

その上で「ノウハウをお貸しいただき、市民の健康づくりに寄与できるよう取り組む。行政だけでは問題解決が難しい時代で、公民連携で民間の皆さまと一緒になって精いっぱい取り組む」と述べた。