【鈴鹿】三重県鈴鹿市の市民団体、子どもNPO空飛ぶスイミー(福本悦子代表)は29日、鈴鹿市役所で、市が現在取り組みを進める「同市子ども条例(仮称)」について、末松則子市長と意見交換した。
同団体は、旧「NPO法人21世紀の子育てを考える会鈴鹿」で、3年前に名称変更した。これまで約20年にわたって市の子ども条例制定に向けて活動しており、9月には市に「同市子ども条例(仮称)に係る政策提言書」を提出した。
提言書では、条例策定における子どもおよび市民の参加―など5項目を挙げている。
この日は福本代表(52)ら3人が来庁。福本代表は9月に提出した提言書について再度内容を説明し、「子どもたちを健やかに育てる義務が大人にはある」と話した。
そのほか、「子ども条例を作るということを、市長から子どもたちに向けてビデオメッセージなどで届けてはどうか」と提案した。
末松市長は「提言を参考にするとともに、子ども子育て会議を中心に多方面の意見を聞きながら進めていきたい」と答えた。