伊勢新聞

鈴鹿亀山道路早期完成向け中心くい打ち式 知事、市長ら関係者100人

【中心くいに掛矢を下ろす代表者ら=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットホスピタリティラウンジで】

【鈴鹿】令和4年度に三重県が事業着手した国道306号鈴鹿亀山道路の中心くい打ち式が25日、鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットホスピタリティラウンジであり、事業説明などで工事の進捗(しんちょく)状況を周知した。

鈴鹿亀山道路は鈴鹿市野辺町の鈴鹿四日市道路を起点とし、亀山市辺法寺町の亀山ジャンクションに至る延長10・5キロメートルのバイパスで、東名阪自動車道や新名神高速道路に接続する自動車専用道路。県によると、地形測量や地質調査を終え、現在は境界立ち会い作業に取り組んでいる。

開通により、高速道路インターチェンジ圏域の拡大や救急告示病院への所要時間短縮、防災機能向上の効果を見込む。

式典には一見勝之知事、末松則子鈴鹿市長、櫻井義之亀山市長をはじめ、地元選出の国会議員や県議など関係者約100人が出席した。

式辞で一見知事は「鈴鹿市、亀山市と手を携えて一日も早く完成するようしっかりと事業を進めていく」とあいさつ。

中部地方整備局の佐藤寿延整備局長は「鈴鹿亀山道路は高速道路に接続する新たな東西ネットワークとなる。早期の全線開通を目指し支援していく」と祝辞を述べた。

中心くい打ちは代表の12人が、会場に設けた模造の中心くいに合わせて一列に並び、掛け声とともに手に持った掛矢を下ろした。