体操の全日本団体選手権は26日、三重県四日市市日永東の四日市市総合体育館で開かれ、男子団体は徳洲会体操クラブ、女子団体は鯖江高校が優勝した。
今年77回目の同大会が四日市市で開かれるのは初めて。2021年に開催予定だった三重とこわか国体に向けて整備された体育館に多くの体操ファンが詰めかけ、東京五輪2冠の橋本大輝(順大)ら国内トップ選手の演技に酔いしれた。
県内拠点の相好体操クラブは男子が6位、女子が10位だったが、10月の世界体操男子平行棒銅メダルの杉本海誉斗は同種目で3位、杭州アジア大会女子平均台金メダルの岡村真は同種目2位の得点を出して場内を沸かせた。
来年のパリ五輪代表入りを目指している暁高3年の岡村は「体操クラブの後輩や小学生の頃一緒に練習した仲間も会場にいてくれて力になった。これからも美しくきれいな体操を目指して行きたい」と話した。