伊勢新聞

科学の面白さ体験 亀山で祭典 液体窒素で風船実験

【液体窒素の容器に風船を入れ変化を実験する子どもら=亀山市若山町の市青少年研修センターで】

【亀山】「第18回青少年のための科学の祭典2023亀山大会」(同実行委員会主催、伊勢新聞社ら後援)が25日、三重県亀山市若山町の市青少年研修センターで開催された。子ども夢募金の助成金を活用。

昨年は、コロナの影響で入場制限など規模を縮小した。今年は、従来の大会に戻し、市内3中学校の生徒70人が協力した。

同祭典は、科学を通じて、子どもたちに自然科学に触れ面白さを楽しみながら体験するのが目的。県内では同市と名張市が開催している。

来賓の櫻井義之市長は、「1%の才能と99%の努力、失敗は成功の基」とエジソンの言葉を引用し、「多くの子どもたちに自然科学の面白さや楽しさを体験してもらい、科学技術の進展に貢献するような人になってほしい」とあいさつした。

会場では、液体窒素を使った風船の形の変化の実験や静電気の働きの体験のほか、洗濯のりとほう砂でスライム作りなど22ブースでにぎわった。小学2年生の男子は「液体窒素に入れた風船が縮んだけど、すぐに元通りになったのが面白かった」と話していた。岩間浩哉実行委員長は「ボランティアで手伝ってくれた中学生のおかげで、子どもたちが科学の不思議さに触れ学ぶ楽しい祭典になった」と会場内を見回っていた。