相可高調理クラブが舞台の漫画 「難しいほうのサイトーくん」刊行 三重

【「難しいほうのサイトーくん」1、2巻】

【多気郡】三重県多気町相可の県立相可高校調理クラブが舞台の青春コメディー料理漫画「難しいほうのサイトーくん」1、2巻(税別各720円)がこのほど、徳間書店から刊行された。作者の辻恵さんは県出身。

LINEマンガ「COMICリュウWEB」で連載中。1巻は6月1日、2巻は10月1日にそれぞれ発刊した。主人公は齋藤前途と斉藤愛の同姓男子生徒のうち難しい漢字の齋藤の方。「俺は一人で一人前になるつもりだ」と思い上がった主人公が、「離れたところで盗み聞きすんなよ」「教えてもらう態度じゃないよ……」など周囲にたしなめられながら成長していく。

辻さんは「ドタバタを楽しんでいただければうれしいです」とコメントを寄せ、猪飼幹太編集長は「料理に青春のエネルギーを注ぎ込んで、時に友情を育み、時にライバルと切磋琢磨(せっさたくま)する高校生たちの姿は、甲子園を目指す球児たちに勝るとも劣らぬ感動を呼び起こす」とアピールしている。