伊勢新聞

ラグビー三重「4年後に日本一」 リーグワン1部初参戦、新HCら所信表明

【記念撮影する三重ホンダヒートの(左端から)前田GM、カイポウリ選手、クローリーHC、古田主将、モスタート選手、小澤執行役常務=都内で】

ラグビーの国内最高峰リーグ「リーグワン」で、ディビジョン1(1部)に初参戦する三重ホンダヒートが20日、12月9日開幕の2023―24年シーズンに向けた所信表明を都内で行った。「4年後の日本一」に向けて、10月閉幕のワールドカップ(W杯)フランス大会でイタリア代表を率いたキアラン・クローリー新ヘッドコーチ=ニュージーランド出身=、古田凌主将らが気持ちを高めた。

クローリー氏はHC就任1年目の目標を「ベスト8以上」とし「ラグビーのエンターテインメント性を出しつつ結果を残せるチーム作りをしていく。日本伝統のスピード感のあるラグビーもしていきたい」と抱負。小澤学・本田技研工業執行役常務も「チーム強化のギアを一段上げ、高い目標に取り組みたい」とチームを支える覚悟を示した。

「三重県を代表するチームの自覚も持ち、三重県の方々に勇気と感動を与えるラグビーを」と話す古田主将は「フィジカル面もスピード面もさらに強化している」と今年5月の1部入れ替え戦以降の成長に手応え。W杯フランス大会優勝の南アフリカ代表のフランコ・モスタート選手も「コーチングスタッフや仲間を信じ、自分もチームを引っ張りたい」と力強く語った。