伊勢新聞

八ツ山地区文化祭にぎわう 津で4年ぶり 地域住民交流

【野だてを楽しむ来場者=津市白山町八対野の市立八ツ山小で】

【津】「令和5年度八ツ山地区文化祭」(同実行委員会と八ツ山公民館主催)が19日、三重県津市白山町八対野の市立八ツ山小学校であった。展示や発表などがあり多くの人でにぎわった。

「八ツ山の文化の輪を広げよう」をテーマに地域住民の交流を図ろうと49回目。コロナ禍で中止が続き4年ぶりに開いた。

農産物品評会のコーナーにはハクサイ、ダイコンなど自慢の野菜がずらりと並んだ。大正琴や玉すだれの発表、公民館講座生や老人クラブの作品展示、黄檗皎上月(おうばくこうげつ)流の煎茶や抹茶の野だてなどさまざまな催しがあり、訪れた人は思い思いに楽しんだ。

小菅健一・同実行委員会会長(71)は「過疎化で人口が減る中、子どもも若い人も高齢者も集える文化祭で絆を深めてもらいたい。コロナで地域の活動ができなかったので再開できてよかった」と話した。