四日市工高が創立100周年 1200人が節目祝う

【嶋田校長に目録を渡す田中会長(右)=四日市市安島の四日市市文化会館で】

四日市工業高校は18日、三重県四日市市安島の四日市市文化会館で「創立100周年記念式典」を開き、生徒や学校関係者など1200人が節目を祝った。

同高は大正11年に四日市商工補修学校として創立され、昨年100周年を迎えたが、記念行事は新型コロナの影響で延期していた。

創立百周年を迎えるにあたり、記念事業を実施しようと、鵜ノ森同窓会、PTA、学校の三者で記念事業実行委員会をおととし12月に結成。生徒から老朽化していた教育施設「伊藤傳七翁記念会館」整備の要望があり、同窓会が費用を支援する形で同会館のリニューアルを100周年記念事業として行うことになった。新しい会館は建築科の生徒が設計を担当し、エアコンやプロジェクターの設置など生徒からの要望を反映した。来月から着工し、来年3月に完成する予定。

記念式典で同校の嶋田和彦校長は「校訓である『技術と精神(こころ)』は脈々と受け継がれ、日本の発展に多大な貢献を果たす人材を送り出している」とあいさつ。鵜の森同窓会会長で創立100周年実行委員会の田中正美実行委員長から嶋田校長に寄付金の目録が渡された。

式典後は元ウォルト・ディズニーシニアプロデューサーの大畠崇央氏による「夢をかなえる三つの魔法~未来のためにできること~」と題した記念講演が行われた。