【伊勢】三重県伊勢市の神都ライオンズクラブは16日、子どもの貧困対策に役立ててもらおうと、市に30万円を寄付した。
同クラブは3年前から、生活困窮家庭の子どもらの学習支援として寄付を続けている。今年は、10月に市内の外宮前広場で、キッチンカーや地元飲食店などが出店するチャリティーイベントを開催し、その収益金全てを寄付に充てた。
市役所で、同クラブの中北吉久会長(64)らが、鈴木健一市長に目録を手渡した。鈴木市長は「コロナ禍などの影響で厳しい家庭環境に置かれる子も多い。子どもらの学習や自立をサポートするため、大切に活用したい」と感謝した。
中北会長は「物価も高騰する中、少しでも役立ててもらえたら」と話した。
寄付は、市の学習支援事業に活用される。