伊勢新聞

看護の道へ志新た 桑名高校で戴灯式、病院実習前に 三重

【火がともったろうそくを手に持ち、志を新たにする生徒ら=桑名市東方の桑名高校で】

【桑名】三重県桑名市東方の桑名高校で16日、病院実習を前にした衛生看護科の2年生40人が、火をともしたろうそくを持って看護の道への志を新たにする「戴灯(たいとう)式」に臨んだ。

昨年まではナースキャップをつけてもらう「戴帽(たいぼう)式」として実施していたが、キャップが使われなくなったことなどから変更したという。

在校生や保護者、教職員らが見守る中、2年生は一人ずつ順に「患者さまに愛される看護師になります」「一人一人の気持ちに寄り添った看護を提供します」などと、誓いの言葉を述べた。この後、壇上のナイチンゲール像から、手にしたろうそくに火を移して整列し、看護の心構えを説く「ナイチンゲール誓詞」を唱えた。

2年生は20日から12月1日まで、桑名市総合医療センターと四日市羽津医療センターに分かれ、実習に取り組む。同校は県内の公立高校で唯一、衛生看護科を設置している。