三重県伊勢市神田久志本町の皇學館大4年で、10月のプロ野球ドラフト会議で西武から6位指名された村田怜音選手(22)=松阪市出身=が15日、鳥羽市内で西武との交渉に臨み、契約金3000万円、年俸700万円(金額はいずれも推定)で入団に内諾した。皇學館大からは初のNPB選手となる。
身長196センチ、体重110キロの恵まれた体格の右の強打者。背番号は、198センチ、118キロの体格を生かし2014年のパ・リーグ本塁打王に輝いたエルネスト・メヒア選手が付けていた「99」に決まった。
21年パ・リーグ本塁打王で190センチ、104キロの右の強打者、杉本裕太郎選手(オリックス)もつける番号で「聞いた時はうれしかった」。担当の安達俊也スカウトからも「球団の期待の表れ」と励まされ「ホームラン王をシーズン中で一番の目標にしたい」と気持ちを新たにした。
今月26日、埼玉県で開催の新入団選手発表会に出席。それ以外は、年明けの新人合同自主トレに向けて県内で調整する。野球部の後輩のほか、卒業後も野球を続ける4年生の同期らと充実した練習ができていると語り「同期全員がいろんな立場で成長し、活躍できるようになったらいいなと思っている」と話した。