伊勢新聞

児童生徒ら講談を鑑賞 津田学園、高座上がり披露も 東員町・三重

【高座に上がり、練習の成果を披露する中学生=東員町山田の町総合文化センターで】

【員弁郡】三重県桑名市の津田学園小学校と津田学園中学校・高校の児童生徒を対象にした講談の鑑賞会が15日午後、東員町山田の町総合文化センターであった。

講談プロデュース会社「貞水企画室」(東京都)による公演で、文化庁の「文化芸術による子供の育成事業」の一環。講談師の旭堂(きょくどう)南湖(なんこ)さんの「若手」や一龍斎貞心さんの「大看板」などが披露され、全校児童と中学1年―高校2年の計380人が鑑賞した。

午前中は学園内の体育館で、小中学生が講談に挑戦するワークショップも開かれた。公演の前には、代表の児童生徒9人が3人ずつ順に高座に上がり、練習の成果を披露した。

中学3年の男子生徒3人は釈台という机を張り扇でたたきながら、講談「三方ケ原の合戦」の一部分を読み上げた。体験した児童や生徒は「緊張したけど楽しかった」「このような場に立たせてもらえてうれしい」などと話した。