男子は伊賀白鳳、女子は鈴鹿V 三重県高校駅伝

【右から、33度目の男子優勝となるゴールテープを切る伊賀白鳳アンカー田中と、Vサインで2連覇のゴールテープを切る鈴鹿アンカー山北=12日、松阪市の三重高正門前で】

男子第74回・女子第38回三重県高校駅伝競走大会が12日、松阪市久保町の三重高校前を発着点に行われ、男子(7区間42・195キロ)は伊賀白鳳が2時間9分43秒で3年連続33度目、女子(5区間21・0975キロ)は鈴鹿が1時間15分10秒で2年連続2回目の優勝を果たした。

両校は12月24日にたけびしスタジアム京都が発着点の全国高校駅伝に県代表として出場。伊賀白鳳は東海地区代表で出場した2019年を含め34度目の都大路となる。また男女上位6校が今月26日に静岡・エコパスタジアムが発着点の東海高校駅伝に出場。全国大会が第35回の記念大会の女子は各県優勝校を除く最上位校に入った学校が東海地区代表で全国出場できる。

男子優勝の伊賀白鳳は1区3位、2区2位と徐々に通過順位を押し上げて、トップから9秒差でタスキを受けた3区の間野至恩(3年)が区間1位の好走で首位に立つと最終7区まで5区間連続区間賞の走りで2位以下に4分以上の差をつけて1着でゴールした。

男子2位は四日市工。1区4位から2区平田凛太朗(3年)の区間賞の走りなどで通過順位を上げ、アンカー松井健人(1年)が区間2位の健闘で最終順位を2位とした。3位は高田で1区の杉本憲亮(2年)は30分45秒の区間1位に輝いた。

女子2連覇の鈴鹿は1区6位からのスタートとなる中、1位と46秒差でつないだ2区のエース松本未空(3年)が区間賞の走りで逆転。2位に1分20秒差をつけて、独走態勢を築くと、最終5区まで4区間連続区間賞の走りで後続を寄せ付けなかった。

女子2位は津商で、1区新開月渚(3年)が区間3位でタスキをつなぎ、後続も区間2~3位の粘り強い走りで鈴鹿に次ぐ2位の座を守った。1区で区間賞を獲得したのは四日市南3年の西村あい子でタイムは21分36秒だった。

【男子県高校駅伝33度目の優勝を果たした伊賀白鳳】

【男子】①伊賀白鳳(秋山稟央、小田垣茉周、間野至恩、山中航太、茂手木英人、三平弦徳、田中悠貴)2時間9分43秒②四日市工2時間14分34秒③高田2時間14分56秒④稲生2時間16分41秒⑤皇學館2時間17分21秒⑥三重2時間17分43秒⑦海星⑧いなべ総合⑨相可⑩四日市⑪上野⑫津田学園⑬神戸⑭鈴鹿高専⑮伊勢⑯四日市南⑰伊勢工⑱津東⑲伊勢学園⑳宇治山田商

【女子県高校駅伝で2連覇した鈴鹿】

【女子】①鈴鹿(林里音、松本未空、冨田幸希、嵐夢乃、山北梨乃)1時間15分10秒②津商1時間18分39秒③桑名1時間21分2秒④四日市南1時間22分19秒⑤四日市1時間24秒31秒⑥高田1時間24分52秒⑦稲生⑧四日市商⑨三重⑩伊勢⑪宇治山田商⑫海星⑬松阪⑭神戸⑮伊勢学園⑯津田学園
■区間賞
【女子】
▽1区(6・0キロ)西村あい子(四日市南)21分36秒
▽2区(4・0975キロ)松本未空(鈴鹿)14分13秒
▽3区(3・0キロ)冨田幸希(鈴鹿)10分22秒
▽4区(3・0キロ)嵐夢乃(鈴鹿)9分54秒
▽5区(5・0キロ)山北梨乃(鈴鹿)18分19秒
【男子】
▽1区(10・0キロ)杉本憲亮(高田)30分45秒
▽2区(3・0キロ)平田凛太朗(四日市工)9分36秒
▽3区(8・098キロ)間野至恩(伊賀白鳳)25分5秒
▽4区(8・097キロ)山中航太(伊賀白鳳)25分26秒
▽5区(3・0キロ)茂手木英人(伊賀白鳳)8分11秒
▽6区(5・0キロ)三平弦徳(伊賀白鳳)14分30秒
▽7区(5・0キロ)田中悠貴(伊賀白鳳)15分17秒