三重県内各校を代表する長距離選手が10キロのコースでしのぎを削った男子1区で高田2年杉本が初の区間賞。大会3連覇が懸かる伊賀白鳳の3年生エース秋山と首位争いを続けながら「6~7キロ地点」で1位に躍り出ると30分45秒の記録でトップ通過。それでも自身の目標タイムに約15秒届かず、チームも3位でフィニッシュ。口を突いて出たのは「自分の引張力が足りなかった」だった。
中学時代の実績は3年夏の県通信大会1500メートル5位入賞が最高。初出場した今年のインターハイ3000メートル障害決勝で日本高2歴代6位の好記録を出して7位入賞し、注目された。大会をこなすたび自己記録を更新する2年生は県高校駅伝で感じた悔しさを糧に「(来年の)トラックシーズンは3000メートル障害で優勝を目指して取り組み、夏以降、またしっかりと長い距離に対応する」とさらなる成長を誓った。