児童ら原木窯入れ 亀山・白川小で炭焼き体験 三重

【窯の中から児童の持つ原木を受け取る浅野会長(右)=亀山市白木町の市立白川小学校で】

【亀山】三重県亀山市白木町の市立白川小学校(平野朋希校長)の5、6年生計12人は9日、同校運動場北側の「炭焼き窯」に、原木の窯入れを行い、炭焼き体験をした。

昔の生活を知る総合学習の一環。同校の炭焼き窯は、児童らに炭焼き体験をと平成13年、地域住民らで設置。その後、窯の一部に穴が開き、放置期間を経て同30年、当時の川合正男校長と地域住民らで窯を修復。以降毎年、炭焼きをするようになり販売もするようになった。

この日は、川合元校長(64)と同校学校運営協議会の浅野重信会長(85)ら地域住民らが協力し、児童らは長さ約80センチのカシの原木約250本を窯に入れた。同日から3日間火入れし、約2週間たった炭は、市のふるさと納税の返礼品に登録する予定という。

5年生の廣森咲希さん(11)は「皆で地元の山に入り、炭にするカシの木を切りに行きました。焼いた炭を取り出すのが楽しみです」と話していた。