生食用かきから基準値超の細菌 三重県、鳥羽のかねた水産に回収命令

食品衛生法の基準値を超える数の細菌が検出されたとして、三重県は8日、かねた水産(鳥羽市浦村町)に対し、生食用かき24パックの回収を命じた。

県によると、回収を命じたのは同社が5日に加工した「浦村かき」で、内容量は1パックあたり500グラム。大阪府内の市場に出荷したという。

府が流通している商品に実施した検査で発覚。基準値の3倍に相当する1グラムあたり15万個の細菌を検出した。県は8日、府から連絡を受けて把握した。

県は殺菌や加工などの過程で衛生管理が不十分だった可能性もあるとみて原因を調べている。「今のところ健康被害の情報はない」としている。