【鈴鹿】三重県鈴鹿市内で子育て支援に協働で取り組む5団体による「みえ子育て応援パートナーズ」事業の中間報告会が6日、鈴鹿市江島台のAGF鈴鹿体育館会議室であり、各団体と行政が今後の連携について意見交換した。
中部圏地域創造ファンドによる「2021年休眠預金資金活用・草の根活動支援事業」の一環で、令和4年5月に始まった。令和6年度末まで。
外国人支援や子育て情報を発信するNPO法人愛伝舎が幹事団体を務め、そのほかの参加団体は、赤ちゃんカフェを運営するいさやまわいわいハウス、子どもの発達相談を通じて支援する家庭教育研究センターFACE、不登校生徒の居場所づくりに取り組むNPO法人shining、地域の高齢者と母子の居場所づくりに取り組むのびのびっ子。
5団体はそれぞれの活動を進める一方、相談者の困りごとを必要な支援につなげたり、合同相談会の実施で連携する。その中で、市と市民団体との連携がうまく図れていない現状が課題という。
この日は各団体代表のほか市子ども政策部、市教委、市社協、県児童相談センター、名古屋出入国在留管理局などの関係者計28人が参加。各団体による活動発表の後、3班に分かれて意見交換した。
意見交換では「行政と市民団体のしっかりとしたネットワークが必要」「現場の声をしっかり受け止めて政策につなげてほしい」などの意見が出された。
報告会を終え、愛伝舎の坂本久海子理事長は「『こどもまんなか応援サポーター』として、行政だけでなく社会の色々な人が子育ての充実を願っている。全国市長会副会長として子ども・子育て施策を担当する末松市長には、市が全国のモデルになるような取り組みを期待している」と話した。