伊勢新聞

子ども虐待防止へ関心を 亀山市総合保健福祉センターにツリー設置 三重

【オレンジリボンツリーを紹介する市職員=亀山市羽若町の市総合保健福祉センター「あいあい」で】

【亀山】三重県の亀山市は、県が今月を「子ども虐待防止啓発月間」に定めていることに伴い、虐待防止のシンボル「オレンジリボンツリー」を、同市羽若町の市総合保健福祉センター「あいあい」に設置している。30日まで。

県は、毎年11月を同防止啓発月間として、子どもに対する虐待を防止するため、一人一人が虐待に関心を持ち、理解を深めて協力し合い、社会全体で解決することを目的に、県内各市町が取り組んでいる。

ツリーの横には、市民誰もが虐待防止への願いや子どもたちへの思いを書くオレンジ色の短冊を用意。ツリーには「一人じゃないよ」「みんなで支え合い」のほか、「子どもが笑顔でいられますように」など書かれた短冊がつるされている。

市子ども未来課子ども支援グループ担当職員は「子どもの虐待をなくすには、身近な地域社会での気づきが大切。子どもの幸せを考える意識を持ってほしい」と話していた。