帝国データバンク四日市支店は6日、10月分の三重県内景気動向調査結果を発表した。「景気が良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を差し引いた県内の景気DIは43・1。前月から1・7ポイント改善した。
支店によると、県内の景気DIが改善するのは2カ月ぶり。前年同月比でも2・8ポイント改善した。前月は38位だった全国順位は29位に。前月は最下位だった東海4県の比較では3位に上昇した。
規模別では、大企業が前月比4・9ポイント増の47・2、中小企業は1・3ポイント増の42・6。4カ月連続で大企業が中小企業を上回った。業界別では前月と比較可能な八業界のうち、製造などの6業界で改善した。
支店は「製造の回復や荷動きの増加、価格転嫁などが奏功した。今後の回復に期待する企業も多い」としつつ「円安や金利上昇などによる影響が懸念される。当面は一進一退の動きが続く」とみている。