伊勢新聞

伊勢神宮に電動車いす奉納 国際ソロプチミスト三重、参拝者用に

【奉納する電動車いすを実走して宇治橋を渡る会員ら=伊勢市の伊勢神宮内宮で】

【伊勢】県内の女性経営者らでつくる奉仕団体「国際ソロプチミスト三重」(津市)は2日、伊勢市の伊勢神宮内宮に、電動車いす5台を奉納した。内宮と外宮で、参拝者への貸し出し用として使われる。

同団体の設立45周年記念事業として奉納。奉納は4回目で、今回を含めこれまで計20台を納めてきた。神宮では、貸し車いすの利用が内宮、外宮を合わせ、コロナ禍前で年間約2万人あったという。

この日は、会員約15人が参列し、車いすを実走して宇治橋を渡り、神楽殿へ納めた。

同団体は、福祉施設への寄付や女性支援、ボランティア活動など、県内各地で社会貢献活動を続けている。阿部奈々会長(47)は「全国から参拝に訪れる高齢者や必要とされる方に、電動車いすで気持ちよくお参りしてもらえたら」と話していた。