インバウンド向けツアー開発 三十三銀と三十三総研 三重

三十三銀行(渡辺三憲頭取)と三十三総研(一色孝三社長)はこのほど、JTB三重支店(中野浩明支店長)、「MOTO TOURS JAPAN」(東京都町田市、原田美和社長)、キズキレンタルサービス(同、松崎一成社長)と連携しインバウンド(訪日外国人旅行客)向けツアーコンテンツを開発したと発表した。観光による地域活性化が目的。

「MOTO TOURS JAPAN」はバイクツアーに特化した旅行会社で、キズキレンタルサービスはレンタルバイク事業を展開。県は拠点となる空港や鉄道の駅から観光地までの交通の心配がないことから、両社の協力を得て、コンテンツ開発が実現した。

欧米では既に普及している富裕層向けバイクツアーをメインとして、インバウンド誘客を図るほか、メジャーツアーでは日程上訪問が困難な、隠れた観光資源を掘り起こし、体験型コンテンツに仕立て、リピーターとなり得る旅行者の開拓につなげる。

今月には「MOTO TOURS JAPAN」と海外大手バイクメーカーがタイアップし、東紀州路を中心としたバイクツアーを3泊4日で2工程開催。世界遺産である花の窟や熊野古道の散策、座禅などのアクティビティを体験することができるという。

同行、同総研、JTB三重支店は平成29年5月に「海外からの誘客に関する連携協定」を締結。同協定に基づいて今回のコンテンツを開発したほか、同年7月、同31年3月、今年2月には同行・同総研の顧客とJTBとの商談会を実施してきた。