年賀はがき販売始まる 津中央郵便局、園児ら歌で花添え 三重

【年賀状を販売する局員(右)=津市中央の津中央郵便局で】

【津】令和6年用の年賀はがきの販売が1日、全国一斉に始まった。全国で今年用より約1割少ない14億4千万枚、三重県内では1729万枚を発行する予定。引き受け開始は12月15日。

津市中央の津中央郵便局は販売開始に先立ちイベントを実施。山本泰生局長が「昨今はSNS(交流サイト)を通じた新年のあいさつも広まっているが年に一度大切な人に感謝を伝えたい方は大勢いる。年賀状は『心を込めて』という日本の文化を感じていただけるツール。ぜひご活用いただきたい」とあいさつ。津市中央保育園の年長児17人が愛らしい歌声で花を添えた。

【年賀はがき販売開始イベントで歌を披露する園児ら=津市中央の津中央郵便局で】

約20人が並び、順に窓口で購入しプレゼントのえとの置物を受け取った。絵入り東海版など130枚を買った津市岩田の女性(55)は「年賀状じまいをする方が多いが夫の転勤が多く今いる場所を知らせるいい機会で続けている。東海の絵柄のはがきに一言添えて送ります」と話した。

年賀はがきの発行は平成16年用の約44億5900万枚をピークに年々減少。令和6年用は無地▽絵入り▽ディズニー―など6種類を発行する。