災害時の衛生環境確保を 鈴鹿市と三友商事が協定締結 三重

【協定書を手にする(左から)末松市長と大門社長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は1日、健康や住居関連商品の企画、卸販売をする三友商事(本社・大阪府大阪市、大門正義社長)と「大規模災害時における衛生管理機器の提供に関する協定」を締結した。

協定締結により、大規模災害発生時における避難所生活者の衛生的な環境確保のため、市の要請を受けて、空間除菌や消臭が可能な自社製オゾン脱臭器とオゾン水生成器を無償提供する。

同社が鈴鹿サーキットとスポンサー契約していることがきっかけで市とつながり、社会貢献活動の一環として今回の協定を提案した。

同社が県内の自治体と無償提供の協定を締結するのは初めて。

協定締結式に出席した末松則子市長は「長期の避難生活で重要な課題の一つが避難所の衛生環境の確保。市として対策を進めなければならない中、協力していただけることは非常にありがたく心強い」、大門社長は「少しでも避難者の快適な環境に寄与できれば。これからも市民の安心のために全力で挑みたい」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。