【伊勢】9月に大阪市で開催された「大阪国際音楽コンクール」ユース部門(小学4―6年)自由曲コースにフルートで出場した三重県伊勢市の宮山小学校4年吉田裕軌音(ゆきと)君(9つ)が1位に輝き、31日、伊勢市役所で鈴木健一市長に報告した。
吉田君は、予選を兼ねた愛知地区本戦でトップの金賞となり、今大会に出場。国内外からピアノやバイオリンなどの奏者95人がエントリーする中、1位5人のうちの一人に選ばれた。
ピアノ講師の母・裕子さんの影響で小学1年でフルートを始めた吉田君。自宅では毎日3、4時間練習し、週に1、2回は鈴鹿市の指導者にレッスンを受け、技術や表現力を磨いている。今回、国際コンクール初出場での快挙となった。
市役所では吉田君が演奏を披露。コンクールを振り返り「いろんな国の人が出場していて緊張したけど、舞台に上がったらリラックスできた。普段通りに演奏でき、楽しかった」と話した。今は来年1月にある国際コンクールへの出場を目指し練習に励んでいるという。「世界を目指したい。そのために英語も勉強したい」と笑顔をみせた。