第76回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高野連主催)は28日、岐阜市の長良川球場で準決勝があり、県勢で唯一勝ち残っていた宇治山田商(三重1位)は豊川(愛知2位)に5―6の九回サヨナラ負けで決勝に進めず、来年春の選抜高校野球大会(センバツ)出場が有力となる2強に残ることができなかった。
一回2死一、二塁で5番泉亮汰の中前適時打で1点先制。その後も試合を優位に進め、九回には4番小泉蒼葉の左越ソロ本塁打で5―3とリードを広げるが、その裏、守備の乱れと四球から豊川に1死一、二塁の場面を作られ、豊川3番のモイセエフ・ニキータらに適時打3本を許して3点を失った。
来年春のセンバツの東海地区出場枠は3校で、秋の東海大会で決勝進出を決めた豊川、愛工大名電(愛知1位)のセンバツ出場が決定的となった。残る1枠は準決勝で敗れた宇治山田商、藤枝明誠(静岡1位)などが有力候補となる。