【度会郡】三重県度会町棚橋の山本充祇さん(85)が管理する約300平方メートルの畑でこのほど、地元の棚橋保育所の年長児29人がサツマイモ掘りを体験した。
農業に親しみ、収穫の喜びを知ってもらおうと26年前から実施。園児らも楽しみにしている秋の恒例行事となっている。今年は5月末に、山本さんらがベニアズマやベニハルカの苗約1000株を植え付け、丹精込めて育ててきた。
この日は、山本さんと地元のボランティアら6人に手ほどきを受けながら、軍手をはめた園児らが収穫作業に挑戦。土の中からサツマイモが姿を現すと、「見て見て、いっぱい採れた」「こんなに大きいのが出てきた」などと喜んでいた。収穫したサツマイモは園児らが家に持ち帰るほか、給食で振る舞われる予定。
山本さんは「子どもたちが元気に楽しんでサツマイモを掘ってくれたのでよかった」と話していた。