【亀山】三重県立亀山高校インターアクト部員11人と亀山市の櫻井義之市長との意見交換会が23日、同市東御幸町の亀山商工会館であった。櫻井市長との交換会は初めて。
社会貢献活動をしている同部を支援している亀山ロータリークラブ(川森浩司会長)が企画。川森会長は「部員らが、観光地『関宿』を盛り上げる活動をしていることを市長に知ってもらい、部員らの士気を高める機会にと橋渡し役をした」とあいさつした。
部員らは、関宿街道の各ポイントでクイズをしながら巡る「クイズラリー」や洋菓子や和菓子、みたらしなどを販売する街道沿いの店舗を紹介する「スイーツマップ」を作成し、にぎわいにつなげようと2年前から活動している内容など紹介した。
部員から、大名行列を出迎え、見送る『御馳走場(ごちそうば)』の掲示板について「絵や模型『ジオラマ』があるとより若い人にも分かりやすい」と提案した。櫻井市長は「本庁内の観光に関わる部署に指示し、できることから前向きに検討したい」と述べた。
また、同部が情報を発信しているSNS(交流サイト)のインスタグラムをもっと多くの人に見てもらうにはどうすればいいのかの質問に、櫻井市長は「市観光協会や観光三重などに協力を仰ぎ、情報発信をリンクする手法も」と答えた。同部3年生の中尾陽南部長(18)は「緊張しましたが、伝えたいことは伝えられた」とし、「市長はわたしたちの話しにうなずかれ、分かりやすく丁寧に答えていただいた」と話していた。