【亀山】三重県亀山市の櫻井義之市長は24日、市役所で定例記者会見に臨み、市内11カ所全ての水源地で、有機フッ素化合物の水質検査を実施し、全ての地点で暫定目標値を大幅に下回ったと発表した。
厚労省は令和2年度、有機フッ素化合物を含む、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)を水質管理目標設定項目に追加し、暫定目標値をPFOSとPEOAの合算値で50ng/L以下に設定。
これを受け市は今年9月、11カ所全ての水源地で水質検査を実施。全ての地点で暫定目標値を大幅に下回る、1―5ng/Lの結果となった。これまでは水道使用量の多い、第2、第4と関第3の3カ所の水源地で水質検査を実施。いずれも暫定目標値を下回っている。
櫻井市長は「市内全ての水源地で暫定目標値を大幅に下回る数値にほっとしている」とし、「今後も、市民の皆さんに安心、安全なおいしい水を安定的に供給できるよう、継続的に水質管理を行う」と語った。