久居まつり大にぎわい キャイーン司会の「仮装大笑」沸く 津・三重

【にぎわう久居まつり本町会場=津市久居本町で】

【津】三重県津市久居地域の秋を彩る「久居まつり」(同実行委員会主催)が22日、同市久居東鷹跡町の久居アルスプラザや本町通りなどであった。コロナ禍で中止や規模縮小を経て4年ぶりに通常開催し、縁日やステージ、同施設で初となる「ひさい版仮装大笑」などがあり、約5千人(主催者発表)が訪れた。

旧久居市時代から続く秋の行事。地元の飲食店や菓子店、市内のまちかど博物館やボランティア団体など両会場を合わせて約30団体が出展した。

【出演者にインタビューするキャイーン(右の2人)=津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザで】

かつての祭りのメインが市街地の仮装パレードだったことを受け継ぎ平成14年度から開く「ひさい版仮装大笑」は今年19回目。お笑いコンビのキャイーンが司会を務め、赤とんぼに扮(ふん)した3歳の女の子や色とりどりのパンツでシロモチくんや梅の花を表した女性グループなど10組が工夫を凝らした仮装で会場を沸かせた。

本町通りでは太鼓演奏やバレエなどのステージ、射的や輪投げなどの縁日があった。家族4人で訪れた片岡真由美さん(40)は「小さい頃仮装行列を見た記憶がある。久居まつりは子どもでも楽しめる催しがたくさんあって値段も良心的でいい」と感想を話した。