伊勢新聞

婚活支援で協定締結 鈴鹿商議所と三十三地域創生

【協定書を手にする(左から)宮地社長、田中会頭=鈴鹿市飯野寺家町の鈴鹿商工会議所で】

【鈴鹿】少子化や未婚化の課題解決に向け、三重県鈴鹿市飯野寺家町の鈴鹿商工会議所(田中彩子会頭)と松阪市京町の地域商社、三十三地域創生(宮地理社長)は20日、婚活支援に関する協定を締結した。民間企業と県内商議所による婚活支援の協定締結は初めて。

同社は三十三銀行の関連企業。事業の一環として、日本最大級の結婚相談所ネットワークに加盟し、婚活サイト運営などの活動を展開していることから、協定締結により婚活事業の知見を生かした連携を図る。

取り組みの第1弾として、12月2日午後2時から、同市住吉町の鈴鹿メディアパーク内鈴鹿ボイスホールで婚活パーティーを開催する。募集対象は23―39歳の男女各20人。参加費は鈴鹿商議所会員事業所の従業員1000円、その他一般4000円。

そのほか、同社が運営する結婚相談所の利用料金プランについて、同商議所会員事業所を対象に約二割減額するという。

この日、同商議所で協定締結式があり、田中会頭は「課題解決に向けて積極的に活動を展開していく」、宮地社長は「地域商社として人と人との縁をつなぐ取り組みの中、婚活事業も地域活性化につながる。市民に安心して婚活してもらうことで定住促進に向け連携し、一生懸命取り組む」とそれぞれ協定書に押印した。

問い合わせは同商議所=電話059(382)3222=、三十三地域創生=電話0598(67)5461=へ。