伊勢新聞

伊勢型紙の技法で自由に表現 彫型画鈴鹿教室が作品展

【個性豊かな力作の数々=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市神戸2丁目の男女共同参画センタージェフリーすずかを中心に活動する彫型画鈴鹿教室(斎藤紘代表)は18日、同市役所市民ギャラリーで作品展を開き、伊勢型紙の技法で創作した絵画作品など約60点を展示した。21日まで。

40―80代の会員9人が、1年間に制作した作品を1人2―8点ずつ出品。

個々の彫刻画をあんどんなどの明かりで表現した課題作品「あかり・明かり・行燈」のほか、スポンジや糸を貼って立体感を出した心象風景の「刻」や般若心経を記した「写経」など、自由な発想や感性を生かした力作の数々が並ぶ。

事務局を務める斎藤代表(79)=同市東磯山1丁目=は「自由に表現できるのが魅力。楽しんで作った仲間たちの個性を見てもらえれば」と話していた。

同教室は平成4年に発足。毎月1回、相互研さんにより技術の向上に励んでいる。