伊勢新聞

海づくり大会へ看板 三重県庁で掲揚式、尾鷲高の橋本さん筆書き

【看板を掲げる一見知事(右)と橋本さん=県庁で】

三重県は17日、令和7年に県内で開く「第44回全国豊かな海づくり大会」の看板を、県実行委員会事務局が入る県庁6階の農林水産部に掲げた。

県によると、看板の字は県立尾鷲高3年で書道部長の橋本野愛さん(17)が担当した。尾鷲ヒノキの板(縦150センチ、横40センチ)に筆で事務局の名称を書いた。

この日、県庁で看板の掲揚式があった。橋本さんが実行委の会長を務める一見勝之知事に看板を手渡し、2人で農林水産部前のロビーに看板を備え付けた。

橋本さんは昨年度の「みえ高文祭」で書道部門の特選に選ばれた。「大会の成功に向けた思いを込め、力強さと読みやすさを意識して書きました」と語った。

一見知事は「立派な字を書いてもらった。海の魅力が表れていると思う」と絶賛。「橋本さんの字に負けないように頑張っていく」と話していた。

大会は水産資源の保護や海の環境保全などを目的とし、県内開催は41年ぶり。志摩市の阿児アリーナと南伊勢町の宿田曽漁港を会場に開かれる。