三重県高野連などは17日、来年夏に開かれる第106回全国高校野球選手権三重大会で、1球場の試合数を原則1日2試合とし、試合開始予定時刻を午前9時▽同11時半の午前中に設定すると発表した。
選手や観客の熱中症予防のため、日中の最高気温を記録することが多い午後からの試合開始を避ける。開会式の会場は四日市ドームとし、天候に関わらず屋内で開く方針も決めた。
県教委は今年8月、暑さ指数が31度以上の場合に部活動などの運動を中止する対応の徹底を県内の学校に通知しており、大会の開催に向けても独自の熱中症対策が必要と判断した。
県高野連によると、大会期間が例年より1―2日延びる可能性があり、球場や審判員の確保が今後の課題になるという。