高齢者の学び体験、25人修了 津でふれあいカレッジ閉講式

【瀧代表(右端)に答辞を述べる受講生代表の永澤さん(中央)=津市大門の津中央公民館で】

【津】高齢者の学びと交流の場「第13期ふれあいカレッジ」の閉講式が17日、三重県津市大門の津中央公民館であった。5月から半年間さまざまな学習や体験計29科目を受講した55―78歳の25人が修了証書を受け取った。

高齢者の仲間作りと社会参加を目的に活動する団体「ふれあい長寿津」(会員約250人)が実施する赤い羽根共同募金配分事業。

式では同団体の瀧薫代表(83)が「学習でライフの引き出しが増え体験で新しいものを発見し仲間の輪を作っていただいた。次は13期のクラス会を誕生させて」とあいさつした。

受講生一人一人の名前が呼ばれ、代表の永澤映二さん(65)=南が丘=が瀧代表から修了証書を受け取った。永澤さんは答辞で「半年間充実した時間を過ごし絆を深められたのは関係者のご尽力のおかげ」と感謝し「今後は社会貢献やボランティアを通じ生きがいを感じ楽しく有意義な人生を歩んでいく」と述べた。

式後には三重大医学部付属病院の永田幹紀教授の記念講演があった。

同カレッジは平成23年から令和5年までで409人が修了。今期の修了生のうち21人が同団体に入会した。