【亀山】秋の全国火災予防運動(9―15日)に合わせ、三重県の亀山市防火協会(岩田久次会長)と市消防本部(平松敏幸消防長)は14日、同市東御幸町の市文化会館で4年ぶりに「防火フェア」を開催。子ども連れの家族らでにぎわった。
フェアは、空気が乾燥し火災が発生しやすいこの時季に、市民らへ防火思想を普及・啓発するのが目的。
館内では、市内の小学4―6年生が描いた防火ポスターの入賞、入選者計25人を表彰したほか、市立亀山中学校吹奏楽部の演奏や亀山愛児園の園児らがマーチング演奏を披露した。また、同館駐車場では、地上10メートルを体感するはしご車搭乗や煙体験、消火器の取り扱いの指導もあった。
はしご車に搭乗した鈴鹿市深溝町の舘玄人ちゃん(3つ)は「お母さんと乗ったけど、怖かった。でも、遠くまで景色が見えた」と話していた。
岩田会長は「これから冬に向け、石油ストーブやこたつなどの暖房器具の取り扱いや部屋の換気も忘れないでほしい」と会場内を見回っていた。