伊勢新聞

5年ぶり関西三重県人の集い 大阪で320人、再会喜び合う

【あいさつをする村田会長=大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で】

関西圏ゆかりの県出身者が一堂に会する「関西三重県人の集い」が14日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテルで開かれ、県にゆかりの企業関係者や高校同窓会関係者など約320人が参加した。台風や新型コロナウイルス感染症の影響で5年ぶりの開催。参加者は久々の再会を喜び、近況や郷土の話に花を咲かせていた。

関西大阪三重県人会の村田吉優会長(サイネックス社長)はあいさつで「5年ぶりとなったが、今年開催できてよかった」と言い、プロ野球阪神ユニホームに似た縦じま模様の関西大阪三重県人会の法被を着用して披露。「阪神やオリックスのリーグ優勝、盛山(正仁)さんの大臣就任などお祝いしたいことがたくさんある。まとめてお祝いしたいので、大いに盛り上がってほしい」と呼びかけた。

元阪神投手でプロ野球解説者の藪恵壹さん(御浜町出身)や盛山正仁文科大臣夫人の路子さん(故田村元・元衆院議長長女)ら11人が壇上に上がり、鏡開きが行われた。

昨年度の第77回文化庁芸術祭大賞(大衆芸能部門)に輝いた亀山市出身の落語家・林家菊丸さんの表彰も行われ、村田会長から菊丸さんに表彰状と、菊丸さんのイラストが描かれた張り扇子が贈られた。

【村田会長(右から2人目)から表彰状と張り扇子を受け取る林家菊丸さん(同3人目)=シェラトン都ホテル大阪で】

菊丸さんが「村田会長とかけて亀山のロウソクと解く。その心は、身を削り周りを明るくするでしょう」と即興謎かけで応えると、会場から大きな拍手が起こった。

名張市出身でOSK日本歌劇団の椿りょうさんのステージショーや、津市生まれの歌手・小出夏花さんの歌唱披露などがあり、会場を盛り上げた。