
【津】三重県津市一志町波瀬の里の丘広場のフジバカマ畑で、長距離を移動する「渡りチョウ」のアサギマダラの飛来が始まっている。
県総合博物館によるとアサギマダラはアゲハチョウほどの大きさで、春には沖縄・台湾から本州・北海道へ北上し、秋には北海道・本州から沖縄・台湾まで南下する。移動距離が2千キロメートルを超えるものもある。
同広場は波瀬地区の下之世古自治会が所有する。御前山周辺の保全に取り組むボランティア団体「里山ファンクラブ」(水谷賢次会長、会員16人)が広場の一部にアサギマダラが好むフジバカマを植え、4年前から飛来の名所となっている。
今年は2月に約800平方メートルに植え付け、例年より遅く今月初旬に開花。7日に初めて飛来し、雨の上がった10日は1―3匹がひらひらと飛んだ。

会場内にアサギマダラの生態や地元愛好家が撮影した写真などを展示しており、水谷代表(75)は「花は今月いっぱい咲きチョウも飛んでくると思う。ここがつながりの場所になるといい」と期待した。