伊勢新聞

内宮に農産、名産納める「奉納行列」 伊勢・おかげ横丁 

【五穀を手にした女児を先頭に内宮へ向かう奉納行列の一行=伊勢市のおはらい町通りで】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)を前に、内宮近くのおかげ横丁は8日、内宮に農産物や各地の名産品を奉納する「奉納行列」を行った。

奉納したのは、横丁内の店舗で販売する海産物や農産物、名産品など62品目。行列には、生産者や横丁の従業員ら約90人が参列した。

雨の中、一行は、コメやムギ、アワなど五穀を手にした着物姿の小学生女児たちを先頭に横丁前を出発。生きた伊勢エビや新米、地酒、しょうゆなど県内外の産品を担いでおはらい町通りを進み、内宮宇治橋を渡って神楽殿に納めた。

横丁の広報担当者は「生産者の皆さんと一緒に奉納する年に一度の機会。海の幸、山の幸、自然の恵みに感謝を込めた」と話していた。