伊勢新聞

和船山車「安濃津丸」が出発 一日船長に須田亜香里さん 津まつり雨の最終日

【雨の中「安濃津丸」から手を振る須田さん=津市内で】

【津】三重県、津の新旧の芸能が一堂に会する「津まつり」(同実行委員会主催)が8日、最終日を迎えた。大パレードにはタレントの須田亜香里さん(31)が一日船長を務める和船山車「安濃津丸」が4年ぶりに登場。午後は雨模様となったが、6日の前夜祭を含め3日間で規模を縮小した昨年より3万人増の21万人(主催者発表)が来場した。

裁判所前から国道23号を練る大パレードでは小中学生のマーチングバンドや安濃津よさこいの演舞、台湾の華岡芸術学校による先住民族の踊りなどが繰り広げられた。郷土芸能の山車が集結する予定の「安濃津芸能絵巻」は雨で中止した。

「安濃津丸」ではタレントの須田さんが前葉泰幸市長から櫂を受け取り「出発!」と掛け声。沿道の「亜香里ちゃん」の呼びかけににこやかに手を振った。

須田さんは昨年末に番組のロケで市内各地を訪れたとして「津の天むすはふんわり握ってあってめちゃくちゃおいしかった。津は都会と緑があるすてきな所」と印象を話した。