【伊勢】三重県伊勢市の水墨画サークル3団体の合同作品展が4日、同市黒瀬町の市生涯学習センターいせトピアで始まった。7日まで。
出展したのは、墨遊会、心墨会、友墨会。3団体の共通の講師山本玉晃さんと40―80代の会員ら30人が、新作を中心に計61点を披露した。
二見浦の荒波と夫婦岩、伊勢神宮の宇治橋、富士山、華やかなボタンなど、墨の濃淡だけで表現した力作が並ぶ。ハロウィーンを題材にした洋画風の作品や、全国規模の公募展での受賞作品などもある。
3団体はそれぞれ、月に一度例会を開き、初心者から20年以上のベテランまで技術を高め合い、年に一度合同展を開いている。代表の横地克重さん(71)は「水墨画は和紙と墨と水の調和。かすれやにじみなど表現するのは難しいが、それが魅力。一年の成果を多くの人に見てもらいたい」と話していた。