【亀山】三重県の亀山市の指定管理者制度により、市から市内の95カ所の公園を管理する指定管理者「市地域社会振興会」(同市東御幸町・岸英毅理事長)は3日、同所で同振興会が令和2年度に設立した組織「都市公園ネット連絡会議」を開き、同会議登録者計20人が参加した。
同会議は、登録制度として現在、市民6人、自治会や子供会など43団体のほか、4事業所と公共施設など計63の個人、団体などが登録している。
登録者の役割は、安心・あんぜんな公園を目指すため、地域の公園を定期的に見回り、公園内の草刈りや掃除活動のほか、遊具の不備などを確認し、同振興会に連絡し情報を共有する。この日は、市都市整備課の藤尾春樹課長が、公園について講演。藤尾課長は「公園には、都市公園と自然公園、農村公園があり、市が管理する都市公園105カ所のうち、95カ所は地域社会振興会が、10カ所は市が管理している」と語った。
同市アイリス町のアイリス子ども会育成会の中田未由希会長は「この地区には4カ所の公園があり毎月2回程度、子どもと保護者で分散し清掃活動を実施しています」と語った。
同会議の総括責任者で同振興会の西口昌利副理事は「安心・安全な公園を目指す上で、1人でも多くの人に登録していただき、見回り活動や情報提供などに協力をお願いしたい」と話していた。問い合わせは同振興会=電話0595(83)1385=へ。