伊勢新聞

13週ぶり感染者10人下回る 三重県内新型コロナ、1医療機関平均

三重県は3日、先週(先月25日―今月1日)の新型コロナウイルス感染状況を公表した。感染者は1医療機関あたり平均7・85人で、前週の0・76倍。6月26日の週以来、13週ぶりに10人を切った。

保健所管内別の1医療機関あたり感染者は桑名16・4人▽四日市3・4人▽鈴鹿7・89人▽津5・73人▽松阪5・88人▽伊勢6・64人▽伊賀9・75人▽尾鷲7・5人▽熊野6人―となった。

県によると、1医療機関あたりの感染者数は、4週連続で減少。確保病床と一般病床の入院者を示す「在院者数」は151人。重症者数は1人で、前週の同じ曜日と比べて2人減少した。

確保病床に占める使用病床の割合を示す病床使用率の公表は取りやめた。県は「一般の病床での入院を原則とする新たな病床確保計画を適用すると、従来の使用率は実態と大幅に異なるため」としている

県の感染症情報・検査プロジェクトチームは「感染者の減少幅は大きく、ピークは過ぎたと考えられる」としつつ「現在も一日あたり500人が感染していると推計される」とし、対策を呼びかけている。