三重県の津地検は2日、新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金200万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されたカートレース指導員の男性(24)について、不起訴処分とした。
地検は男性名義で申請した100万円について嫌疑不十分とし、共犯者名義で申請した100万円について起訴猶予とした。
地検は嫌疑不十分について「犯罪の成立を認定すべき証拠が不十分であった」、起訴猶予について「関係各証拠および諸般の事情を総合的に考慮して判断した」としている。
男性は令和2年6月から7月にかけて、共犯者らとともに持続化給付金200万円をだまし取ったとして、先月11日に鈴鹿署に逮捕されていた。