三重大が皇學館大との２回戦で２―１の九回サヨナラ勝ち。９季連続リーグ優勝中の相手から１勝をもぎ取り、１勝１敗のタイで３回戦に持ち込んだ。一回１点を失った後、２年生右腕３人の継投で追加点を許さず、後半の反撃を呼び込んだ。「真っ直ぐで押したり、スライダーで外して打たせることができた」と話す先発の村田らで10のフライアウトを築くなど、打たせて取る投球で皇學館打線を１安打１得点に抑え込んだ。
１―１で迎えた九回。五回途中から救援登板の皇學館大・江南から、２年生二塁手河合が左前打で出塁すると、七回に同点適時打を放った３年生遊撃手橋本への申告敬遠を含む２つの四球で２死満塁とし、４番・指名打者の４年生玉越がサヨナラ勝ちを決める押し出し四球を奪った。この日初安打が同点適時打となった橋本は「４年生と１日でも長く試合がしたかった」。「皇學館大に勝つのは２年春以来」と感慨深げな玉越は「引退を伸ばしてくれて感謝している」と話した。
